2022年 <大寒号>
高垣に小禽こもる神無月
赤い絵の掛けてありたる冬隣
皀角子や不意の言葉が胸打つて
秋暮れてゆく度忘れの度を越して
跨いだり潜つたりして紅葉狩
秋蝶や翅をひらけば鏡めく
刷新といふ思ひあり水の秋
同い年秋のビlルを飲み干して
破案山子なれど睨みを利かせをる
揺るがざる声となりきしつづれさせ
石田郷子
皀角子
椋
第
一〇九 号
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